ミュージカル「bare」ストーリー紹介

皆様こんにちは(*^^*)
今回は、6/30~7/10に出演させて頂きますミュージカル「bare」について、自分なりに掘り下げてみたいと思います。

【STORY】

全寮制のセント・セシリア高校。
校長でもある神父の言葉が響くミサでは、卒業を間近に控えた生徒たちが祈りを捧げている。

平凡な生徒ピーターにはある秘密があった。
それは、学校一の人気者であるジェイソンという同姓の恋人がいること。

いつかは自らを―bare—さらけ出し、愛し合いたいと強く願っていた。

学内の演劇公演のためのオーディションがシスター・シャンテルによって開催され、美しいアイヴィ、ジェイソンの双子で皮肉屋のナディア、主役を狙うマットも参加し、配役が決定する。

リハーサルが開始されると、ピーターの気持ちはより強いものとなっていく。

ドラッグと酒でトリップするパーティーの中、気持ちが募るピーターはジェイソンとキスを交わすが、それをマットに目撃されてしまう。

社会、親、友人の目を怖れるジェイソンは自身のイメージを守るため、ピーターを突き放しアイヴィと一線を越えてしまうのだった。

-bare—になることを求めた彼らの心が絡み合い、そしてついに、一つの終焉を迎える・・・

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‟さらけ出す”って、コミュニケーション能力の乏しい人間にとっては、至難の業です。
一対一ならね、あんまり怖くないの。
集団の中にいる時が問題。
自分の味方になってくれる人がどれだけいるのか。
誰かに合わせて共感することは、割りと簡単。
自分があまり興味のないことなら尚更。こだわりないもん。
でも、自分の感覚・考えが他と違うって自覚し、しかもそれが、自分がどうしても譲れないことな時。
これが一番厄介。
結果が大体分かってるから、そのことは絶対自分からは口に出して言わないけど、超ストレス。
しかもね…言わないで我慢してることが周りの人に伝わっちゃうタイプの人間なら、苦労はしない。
周りの人が空気読んで、そのことには触れないように気を遣ってくれるから。
問題は、我慢してることが周りの人に全く悟られないタイプの人間。
みんな無神経にズバズバそのことについて触れてくるだろうし、こちらの反応としては(⌒▽⌒)アハハ!と笑うことくらいしか出来ない。
周りのみんなが知らないうちに、どんどん傷ついていく。
そしてその傷が爆発する日が、いつか来てしまう…。
自ら、そのことについて言及する日が。

…少なからず、みんなそれぞれ心に秘めてることって、あると思います。
大人になって、単独行動が普通になると、この苦しみは半減します。
大変なのは、強制的に集団の中に居させられるとき。
つまり、学校生活です。
今回の「bare」は、セント・セシリア高校という学校が舞台。
しかも全寮制…地獄です。
世間一般的には、‟青春”と呼ばれる、誰もが「あの頃に戻りたい!」と思うあの時期が、
人によっては「二度と戻りたくない」時期だったりするのかなぁ…なんて思います。
まぁそれも、ある意味‟苦い青春”か…。

皆さんは、どんな学校生活を送っていましたか(*^-^*)??
好きな人と付き合い、堂々とデートして、道を2人で並んで歩きましたか?
人前で普通に手を繋いだり、腕を組んで、人目も憚らずイチャついたりした年頃はありましたか?
それが自然と出来てたなら、幸せな青春だったんじゃないかな。
カモフラージュをすることに必死になったり、取り繕ってばかりいたら、「何やってんだろう自分…」ってなると思う。

これから稽古が始まったら、私はセント・セシリア高校に転校してきたつもりで、自分の青春をやり直します。
どんな青春になるのか…今から楽しみです( *´艸`)

さて、ここで「bare」日本初演(2014年)の時に作られた告知動画をご紹介します♪

私はこの動画を見て、今回の「bare」再演のオーディションに行きました。
これから稽古が始まったら、どんな気持ちになるのだろう。
もちろん楽しい場面もあれば、胸がチクチクする場面もあるのかな。
良いクラスだと良いなぁ~♪♪

それでは、また更新します☆彡

けいとのミュージカルな日常♪

音楽と芝居。 この二つと共に生きてきました、 嘉悦恵都です。 よろしくお願いします。

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